今週水曜日の11/21(木)19:30〜より博多シティ10階会議室にて、第24回のイブニングセミナーを行います。
講演内容は、
19:30〜Dental Pulpの抄読会
20:30〜11/23(土)に東京で行われる米国歯内療法専門医日本協会の講演内容を博多で行います。
会費は¥5,000です。(会費は当日受付で徴収いたします)
宜しくお願いいたします。
今週水曜日の11/21(木)19:30〜より博多シティ10階会議室にて、第24回のイブニングセミナーを行います。
講演内容は、
19:30〜Dental Pulpの抄読会
20:30〜11/23(土)に東京で行われる米国歯内療法専門医日本協会の講演内容を博多で行います。
会費は¥5,000です。(会費は当日受付で徴収いたします)
宜しくお願いいたします。
今年の3月、私は脳出血で倒れたそうだ。
PCをいじってて、そのまま意識がなくなったそうだ。
そして私はそのまま病院に運ばれて脳の手術を行った。
脳出血だった。
これが3月半ばだ。
そして4月に不動産屋と、うちの母親・妻との間で話し合いが行われたようで、その間、私には意識がなく病院は閉める方向で話が行われた。
その後の数回の話し合いの結果、私の医院は閉院することとなった。
博多区博多駅東には、もうまつうら歯科医院はない。
私は病院を含む全てを失った。
アメリカに留学し戻ってきて3年目に全てを失うという憂き目にあってしまった。
入院は6月いっぱいまでだった。
6月頭にはすでに退院できる状態にあったが諸般の事情で6月末に退院が決まったのである。
退院して初めての治療は、#7,9の歯内療法外科であった。
同じスタディグループの先生の医院で歯根端切除術を行った。
患者さんは私が見ていた女性であった。
この手術を行ったことを先日担当医に告げると、彼はたいそう驚いていた。
入院している時、彼はあなたはもう何もできないと言っていたからだ。
しかし私には術後の麻痺も何もなかったのである。それは意識が回復した時から明らかだった。
しかしこのオペを行うまでそれを信じる人は誰もいない。。。
私はゼロから医院を立て直すという作業に追われることとなった。
その間、いろいろな誘いがあったが私が病気をして変わったこと。
まず体重が40キロ減った。115キロあった体重が75キロになった。
ご飯は極端に食べれなくなった。
ということで、もうこれからは自分の診療をしようと思う。
倒れて誰にも見つからないということがないように、今後は弟子を取り入れ得ようと思っている。
このように、脳出血は私の人生観を大きく変えてしまった。
私は新しい人生を進んでいこうと思う。
歯内療法処置は基本的な治療でありGPなら必ずできなければならない、そう私も勤務医時代教わりました。
しかしながら現状は、エンドを真面目にすればするほど診療時間がなくなり経営を圧迫していき ます。
その理由は保険診療における診療報酬の異常な低さ、それに反比例する処置にかかる時間、コス ト、経費もさることながら、そもそもその治療は成功するのか?失敗するのか??術前に見当もつ かない・・・ということが多いと思います。
もしこの治療を誰かに任すことができれば もっと他 に好きな治療や処置ができるのに。。。
そう考えられたことはないでしょうか?
そこで今回、歯内療法専門医に紹介を検討している、既にしたがどういう症例で紹介すればいいのかわからない etc…という開業医の先生を対象に、歯内療法専門医とGPの先生方との連携にFocusを当てた60 分の無料のセミナーを行うことにしましたので奮ってご参加ください。
場所 まつうら歯科医院・歯内療法専門室内セミナー室
セミナー日時
5/15(水)20:00~21:00
7/24(水)20:00~21:00
9/11(水)20:00~21:00
11/13 (水) 20:00~21:00
定員 10名
受講料 無料
講演内容
– 「何が歯内療法の成功か?」
– 「成功率をあげる要件」
– 「紹介のタイミング」
– 「歯内療法後のお願い」
– 「根管治療で成功しなかった場合のOption(歯根端切除、意図的再植)」
– 質疑応答
場所 まつうら歯科医院・歯内療法専門室内 セミナー室(福岡市博多区博多駅東1-14-34-2F)
Basicコースは臨床に関わる様々な事象を文献にLandmark文献、ここ数年のJOE, IEJに基づき整理して講義し先生方にお伝えすることを目的としています。
根管治療をはじめとする歯内療法処置は日々の臨床で誰もが行うものであるにも関わらず、様々な考え方が一人歩きし多くの先生方を惑わせています。
歯内療法臨床に対する苦手意識が強い先生が多いと思いますが、臨床で重要なのは、レントゲン的に見える鮮やかな根管充填処置ではありません。
ABE Basic Course 2019(講義+実習)は、臨床歯内療法に関わる様々な問題を解決していくための歯内療法の年間コースです。文献に基づいて様々な引き出しを診療で繰り出せるようになることを目的としています。
頭の中で知識が整理されていなければ臨床でアウトプットすることはできません。
意思決定の連続が一連の治療の流れにつながるのです。
講義内容はABE(American Board of Endodontics)のWritten & Oral Board Exam にpassするlevelのBasicな臨床の知識をインプットすることですからBasicといえでも決して簡単な内容ではありませんが、膨大なLiterature reviewに基づき, 日々の臨床に直結した講義になっています。
2019年からのBasicコースでは、根管治療の実習を3回設けました。
実習は抜去歯牙での根管形成〜根管充填、尖通の方法、湾曲根管の攻略、合流根管に対する考え方、レントゲン的に鮮やかに見えかつ長期的予後を期待できる根管充填の方法などを伝えます。
また再根管治療の実習を1回行います。
ガッタパーチャ除去、MTA根充を実習を通じて学んでいただける内容にしています。
日程および講義・実習内容
第1回
4/7(日) :無菌的処置の重要性、難治化した場合の原因とその対処法、診査・診断、根管形成と根管充填の基礎
第2回
5/26 (日):抜髄根管治療実習
第3回
6/9 (日):USC歯内療法科で行われる根管形成法(アクセス窩洞形成、コロナルフレア形成、作業長の決定法、Apex Locator, 各種ファイルを用いた根管形成)
第4回
7/21 (日):各種シーラーのレビュー、各種根管充填法(Lateral Condensation, Continus Wave Condensation Technique, Single point+Bioceramic sealer)とその比較、エビデンスに基づいた最良の根管充填法
第5回
8/18 (日):根管洗浄-❶〜感染根管におけるBacterial Reductionを考慮した根管形成、根管洗浄材の種類とその選択方法、ニードルのサイズと選択法、Positive Pressure(シリンジ洗浄)、事故防止のための洗浄方法
第6回
9/15 (日):感染根管治療実習
第7回
10/13 (日) :根管洗浄❷〜各種アジテーション(超音波、音波、超音波vs音波、MDA, Patency file、Negative Pressure、)根管貼薬(臨床的意義、種類とその選択、貼薬の実際、貼薬の欠点とその限界、1回法vs2回法)、仮封
第8回
11/10 (日):再根管治療(難治化する原因、再根管治療の成功率、ポストコア除去、ガッタパーチャ除去、破折ファイルに対する考え方、穿孔封鎖とMTA, Biodentine, BC-puttyの使用、MTA根充)
第9回
12/15 (日):再根管治療実習(ガッタパーチャ除去、MTA根充)
第10回
1/12 (日):生活歯髄療法の成功に必要な条件(診査・診断、歯冠修復の質、覆髄材料による成功率の違い), Indirect Pulp Capping, Step-wise Excavation, Direct Pulp Capping, Pulpotomy
第11回
2/16 (日):支台築造処置、歯内療法処置済み歯の修復治療
第12回
3/29 (日):外科的歯内療法(歯根端切除術)の基礎、受講者による症例発表、修了書授与
時間 10:00~17:00(開場 9:30~)
会場 天神クリスタルビル12F(デンツプライシロナ)
協賛 デンツプライシロナ
お問い合わせ先 担当 松浦
受講料 全12回で ¥453,600(税別・昼食, テキスト付き)各回の支払い可能
*スポットのみの受講はできません。
*2017年度〜2018年度の講義のみのコースに参加されていた先生で欠席された先生は当該内容の講義に補講として参加できます。
*2017年度〜2018年度の講義のみのコースに参加されていた先生で実習参加希望の先生は別途費用¥54,000(税込)をお支払いの上、参加できます。
定員 20名
受講に際してご自身で準備していただくもの
講義時
– パソコンもしくはPDFが受信できるような媒体(ipad, iphone,USBメモリなど)
– 抜去歯牙(親知らず不可)
– 筆記用具
実習時
– 白衣
– 抜去歯牙(チャンバーオープンした状態でお持ちください)
– ルーペ(お持ちの先生のみ。ライト付きが望ましい)
受講ご希望の先生はBasic Course 2019(web用)をダウンロードし必要事項をご記入の上、endomatsuura@gmail.com もしくは Fax 092-710-6277 担当 松浦までお申し込みください。
歯内療法イブニングセミナーは2/28(木)から会場をまつうら歯科医院・歯内療法専門室に変更します。
毎月の開催で22回目になりました。
もうすぐ2年目を迎えようとしています。
大まかな参加人数が大体15名前後程度になりましたので、今回から会場をしばらくうちの医院内の研修室で行うことにしました。
従って、今までやりたくてもできなかった実習ができるようになりました。
これからは業者の方にもご協力いただき、実習も取り入れていこうと考えています。
さて今回のイブニングセミナーですが、
19:30~20:30 Dental Pulp抄読会 (担当 松浦)
20:30~22:00 Case Presentation(ファイル破折に対する対応、その予防など)
を予定しています。
ご都合が付く先生方のご参加をお待ちしております。
Case Presentationを通じて、エンド・ペリオの”診査・診断力”を向上させる事を目指す, 若手歯科医師、歯科衛生士のための研究会です。
主宰
エンド 松浦 顯(米国歯内療法専門医, USC卒)
ペリオ 岸本隆明(米国歯周病専門医, インディアナ大卒)
– 開始時間 20:00~22:00
– 場所 まつうら歯科医院・歯内療法専門室(福岡市博多区博多駅東1-14-34-2F)
– 会費 歯科医師 ¥5,000 歯科衛生士 ¥1,000
– 振込先 筑邦銀行 名島支店 普通口座 1617926 松浦顯
– 定員 15名
2019年度日程
2/13, 3/27, 4/24, 5/29, 6/26, 7/17, 8/28, 9/25, 10/30, 11/27, 12/11
エンド・ペリオに関わるCase Presentationを毎回出席者で行い、診査診断に関して学習して行きます。
座席の都合がありますので、毎回参加できる先生・歯科衛生士さんを優先します。
人数が増えた場合、別会場で行うことも考えています。
参加希望の先生はendomatsuura@gmail.com までメールをください。
毎月1回月末に行われているイブニングセミナーも今回で17回となりました。
今回も博多駅10階の博多シティ会議室で行いました。
今回のテーマは歯性の上顎洞炎について。
10月にAAEからガイドラインが出ました。
結論から言えば、歯性の上顎洞炎というのは臨床的に気づきにくく見落とされやすいのですが、それよりも重要なのは画像診断のみで診断ができないということです。
以下のような大きな根尖病変がある場合、抜歯でしょうか?
Sjogren 1990を読んでみることをお勧めしました。
大きな根尖病変があるから抜歯、という安易な処置を受けたという患者さんが多くいらっしゃいます。
こうした悲劇を防ぐためにも、歯科医師は知識をつけることが必要です。
今回は上顎洞炎というテーマを通じて感染根管治療時におけるコンセプトをお伝えしました。
次回は、2018.11.29 20:30~開催いたします。
一昨日はCurrent lit review courseをまつうら歯科医院内で行いました。
ずっと参加者が1人、2人、そして1人、2人ときて、そして今回4人になりました!
これくらいの人数がいないとなかなかreviewして行くのも難しくなりますのでようやく人員が揃ったという感じです。
しかも参加している先生のほとんどはエンドの先生ではありません。
普段は補綴を専門にしている先生が月1回、新しい論文を読んで知識を共有して行くという少し変わった形のセミナーです。
今月はCHXにまつわるトピックが多かったような気がします。
CHXと洗浄、貼薬、そして術後疼痛と根尖病変の治癒に関しての論文が多かった気がします。
もちろん額面だけ捉えればCHXに新たな可能性を感じるかもしれません。
しかし。。。
それは出席した人だけが知り得たでしょう、こうした論文のカラクリを。
そしてスキャンドネストとキシロカインを伝達麻酔した時の痛みの有無の評価。
これに関しては昔から一貫してある傾向があることが知られています。
MRIをエンドの診断に応用するという研究もありましたが、これは参加者の先生が非常にうまくまとめてくれました。
そしていわゆるアクセスプレパレーションを最小限にして根管治療を行うという手法に関するVitroの研究がありましたが、そういうことではなくもっと重要なことがあるのだと受講者の先生はわかったと思います。
これもうまくまとめてくれていました。
そしてこうした実験系に対するこうであったらもっといいのに、とか、臨床的に自分だったらこうするのに、とかいう視点が身についてくれればと思います。
このようにCurrent lit reviewでも学べることはかなり多いということが参加者の先生にはお分りいただけたことでしょう。
次回は、11/28(木) 19:00~まつうら歯科医院内で行います。
Transillumination test- かつてUSCに私がいた時にDr.Schechterに必ずやれとよく言われたテストだ。
当時の私は、メチレンブルーだけで何とかなるのではないか?と思っていたが、以下のような臨床例はどうだろうか?
BDには8mmのポケットがある。
破折を疑うものの、メチレンブルーでは染まらない。
では私はこのまま歯根端切除術をするべきだろうか?
このまま歯根端切除術をするとなれば、頬側の皮質骨を全て削除しなければならない可能性がある。
例えば、このまま気づかずに歯根端切除術をしたとしよう。
私は頬側の皮質骨(根尖部)を削る。
そして3mmで切断して断面を確認する。
そして断面にある破折線が不完全であれば2級インレーを形成してBiodentineなどの即効性で固まるMTAを使用して破折をリペアすることもできるだろう。
しかし、その時私は頬側の皮質骨を削っていかなければならない。
インプラントをやる先生からしたら位いい迷惑だろう。
このような時に、切り札になるのがTransillumination test(日本語訳知らず)である。
メチレンブルーのみが破折の診断にならないことは、2004年のWight jr.によって示されている。
ということでこの患者さんの手術は中止で抜歯という診断となった。
臨床家はメチレンブルーだけでなく、Transillumination testも行うことを私はは勧める。
AAEのTransillumination testのガイドラインも参考にしてもらいたい。
先日、長崎大学の鵜飼先生とタフツ大学卒の補綴治療専門医の木戸先生、インディアナ大学卒の歯周病・インプラント専門医の岸本先生と懇談する機会がありました。
実は全国の歯科大学でおそらく私の知る限り長崎大学のみが、補綴、ペリオ、エンドの米国専門医を輩出している大学だと記憶しています。
私が歯科医師になれたのも、長崎大学歯学部が私の入学を許可し、そして卒業を認めてくれたからです。
そうした学校に対する感謝や恩返しをどのような形で行なっていけるのか?前から考察していました。
あれはUSC留学に行く前に推薦状をもらいに久しぶりに母校を訪れたときのことでしたが、残念ながら以前あった面影はそこにはありませんでした。
そのときの寂しさと母校を盛り上げたいという気持ちが今回の形になったと思っています。
なぜ留学したのか?
それは意味があったことだったのか?
今どういう形で臨床をおこなっているか?
将来の展望は?
などを基本にしながら自己紹介を兼ねた補綴、ペリオ、エンドの米国歯科大学院を卒業した3人が集まり、母校の長崎大学歯学部で若い先生向けにお話をするという予定で2019.1.30(水)に長崎大学歯学部にお邪魔させていただきます。
この日は東京で巨大な学会?があったようですが、
この日のこの会、集まりはパシフィコ横浜よりも重かった、と私は思っています。
来年からは大学の教育に少しでも協力できればと思います。