エンドと麻酔

今日、新患で来院された患者さんは麻酔が効きにくかったそうだ。

この方に限らず、歯内療法領域で麻酔といえば、伝達麻酔である。

しかし伝達麻酔はそれほど多くの歯科医師に普及していない。

麻痺が起こるのではないか?とか、

開口障害が起こるのではないか?とか、

不安が多く内包されているが、それに対するLiterature Reviewに基づく回答を得れないのでいつまでも “疑惑の手技・術式”として日陰の存在を越えないでいる。

伝達麻酔とは下顎孔伝達麻酔の事のみを指すわけではない。

IONB, PSA, MSA, GPNB, NPNBもすべていわゆる神経ブロックであり、エンドは神経ブロックときっても切れない関係にある。

例えばこのような症例で治療を行なっていく場合、どのような麻酔をどのような部位に行っていくのだろうか??

これは症例によって全て違うので、ひとくくりに答えは出ない。

しかし変わらない事実は、何をするにしても解剖学的な知識は必須であるということだ。

私が学生時代、解剖を学ぶ意味・意義が全く理解できなかった。

しかし、USCに入って初めて解剖学を学ぶ意味を痛いほど理解した。

麻酔と解剖はきっても切り離せないのだ。

今すぐ、若い先生がすることは顎顔面の支配神経とそこをブロックする方法を理解し、手技を学ぶことだ。

無麻酔でエンドすることがないような世の中に早くなることを願いたい。

 

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