単純にはいかないのが根管形成

2016年、新年二日目の治療は補綴からの紹介で#27の歯冠形成後の露髄に伴う歯髄壊死が原因での抜髄根管治療、外部の歯科医院さんからの紹介での#3の抜髄根管治療(コアは絶対不要!!自分でやります!絶対するな!と紹介状に太字で強調)でした。

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#27(右下犬歯)のRCTですが、本来今日は1日中講義&ケースプレゼンテーション&Literature reviewの日。。。

午前中のLit reviewを終えて午後の講義に備えていたら、補綴科から仲のいいスペイン人レジデントがやってきて、”プロビジョナルレストレーションの印象をしようと思ったらどうやら露髄してるみたいで・・・しかもアブセスもできていたというし・・・これは壊死しているみたいだから、今から治療できない?”といつもの軽いノリとは違う感じで陳情されたものですから、日本人的心意気からすると助けないわけにはいきません。ファカルティに話し許可をもらって、治療になりました。

治療自体は・・・特に何ということはない通常通りの治療です。治療中、唾液などの余計なものが根管に混入しないようにそこだけ気をつけて治療しました。しかし#26はすでに歯冠形成で露髄している気が・・・印象で麻酔を使用しているため検査ができません。。。

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治療自体は、私は様々なファイルを組み合わせて治療していますす。このファイルだけで全てを制圧できる!というものがありません。このケースは60分で築造まで終了していますが、このように単純な(ように見える)根管治療でも、です。これ1本で万能だ!と呼べるファイルは未だありません。

#3のRCTはUSC特有のナイトクリニックでした。今日のナイトクリニックは1年生のサラと2年生の僕の2人だけ。しかも僕の患者さんは1時間遅刻してきましたのでスタートは6時からで外はもう真っ暗でした。

基本的に大臼歯の根管治療には2回必要になるのが自分のキャパシティですが、この方は紹介元が自分で築造する!と強調されていましたので、そこに時間を使わなくていいですから1回でもいけるパターンの治療です。

とはいえ、MB1,MB2とも非常にスキニーな根管でした。

このような場合、尖通を得ること自体も難しいし、その後のグライドパスも難しいですし、何より現在流行のVariableテーパーのファイルを使用するのは不可能ですし、.04テーパーでいきなり始めるのも無理だと思います。こうした場合は少し時間がかかるのですが、3種類くらいのロータリーファイルを使い、若干根管形成に手間暇をかけてあげると上手くいくことが多いとおもいます。

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治療は8時過ぎに終わり外は完全に暗闇、バイオハザード状態でしたが、臨床は卒業に向けて順調に進んでいます。

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